2012年4月24日火曜日

母乳★母乳が作られるしくみや母乳をおいしくするコツを紹介★


母乳はどうやって作られるの?
赤ちゃんが生まれた後、
お母さんがまず最初に行うお世話は母乳を与えることでしょう。

でも、出産をするまではほとんど分泌されることがなかった母乳。
母乳はどういう仕組みで分泌されるようになるのでしょうか。

まずは妊娠中にさかのぼります。
妊娠をすると、乳房の中にある乳腺が発達を始め、
母乳を分泌する準備をします。
妊娠後期になるとバストが大きくなってくるのはこの為です。

赤ちゃんを産んで、胎盤が母体から出てしまうと、
身体の中では「プロラクチン」というホルモンが分泌されます。
プロラクチンは脳を刺激して、母乳の分泌を促します。

プロラクチンは催乳ホルモ ンとも呼ばれ、
母乳分泌には欠かせない存在です。
血液を乳汁に変える際、プロラクチンが活躍します。

また、プロラクチンは赤ちゃんが乳首を吸うことで脳が刺激され、
分泌されます。

産後の母乳が思うように出ない場合、病院などから、
母乳が出なくても赤ちゃんに乳首を吸わせるようにしなさい、
という指導を受けます。
これはプロラクチンの分泌を促す為です。

●母乳は慣れるまで根気よく
母乳の分泌量には個人差があります。
赤ちゃんが飲みきれない程分泌される人もいれば、
分泌量が足りなくて苦労する人もいます。

ちなみに、母乳の分泌量が多すぎるのも困りものです。
母乳が余るほど出る場合、お乳が張って痛かったり、
授乳のたびに飲み残しを絞って捨てな� �てはならなかったり、
乳腺炎になりやすかったり、
食事制限(過剰分泌を抑えるため)をされたり…

私の場合は分泌量がちょっと多め、というタイプでした。
それに加えて、産んですぐは赤ちゃんの飲む量が少なめだったので、
毎回余ったお乳を搾って捨てなければなりませんでした。
お乳が腫れて、二度、乳腺炎になりかけたこともあります。

母乳を与え始めると、何かとトラブルにぶつかることが多いのですが、
それも始めの1〜2ヶ月を根気よく乗り越えれば、
だんだんと問題も解消されてきます。

始めのうちは、母乳の分泌量やリズムはまだ不安定で、
母乳を飲む赤ちゃん、飲ませるお母さんも授乳に慣れていません。
そのため、需要と供給のバランスがうまく合わずに
トラブ� ��が起こりがちです。


広汎性発達障害の子どもたち

しばらくすると、身体が母乳の供給に慣れはじめ、
赤ちゃんの需要に合わせて母乳が分泌されるようになります。
そのころには、お母さんも赤ちゃんも授乳が上手になり、
赤ちゃんの飲む量も増えておっぱいトラブル(乳腺炎など)は
少なくなります。

母乳は飲ませるお母さんと飲む赤ちゃんの呼吸が合わないと、
うまく授乳できません。

お互いが授乳に慣れて、安定した授乳リズムができあがるまで、
お母さんは根気よく頑張りましょう!

●おいしい母乳をたくさん作り出すコツ
私がお世話になった病院では母乳育児に力を入れていて、
退院するまでにいろいろなことを教わりました。

その中から、
良質な母 乳作りに欠かせないポイントをまとめてご紹介します。

おいしい母乳づくりに欠かせないコツは三つあります。
 1)お母さんの食事内容はあっさり和食
 2)次の授乳は三時間以内に
 3)規則正しくストレスフリーな生活

1)母乳の味を決める食生活
母乳はお母さんの血液からできでいます。
そのため、母乳の味はお母さんの食べたものによって毎日変わります。

赤ちゃんにとっておいしい母乳の状態は、
透き通ったような、青みがかった白い母乳で、さらさらしています。
味は淡白でうす甘く、甘い香りがします。
(※始めの頃に出る初乳は黄色い色で、濃度も濃いものです。)

また、おいしい母乳を飲んでいる赤ちゃんは、甘いお乳の香りがします。

○母乳がおいしくなる食� ��物… ごはん、野菜、豆製品、
               具沢山の味噌汁、白身魚…
和食を中心とした、野菜たっぷりのあっさり味が理想の食事です。

また、母乳には水分が必要なので、汁物を取り入れるといいようです。
さらに、冷たいものや身体を冷やすような夏野菜などは、
母乳を冷たくしてしまいます。
夏は特に冷たいものを取り過ぎないように注意しましょう。

おいしくない母乳の状態は、
不透明な白色、もしくは黄色がかったような色で、
どろどろ(油っぽい)しています。
油くさいような臭いがして、ベタベタします。

おいしくない母乳を飲んでいる赤ちゃんは、油くさい臭いがします。
母乳を飲むときに泣いたり、乳首を噛んだりします。
また、顔や身体に湿疹 (にきびのようなもの)ができやすくなります。


バンドを骨折

×母乳をまずくする食べ物… 高脂肪食品、高カロリー食品、
              甘い物、乳製品、辛い物

油脂と砂糖は母乳をまずくします。
また、香辛料やアルコールはそのまま母乳を介して
赤ちゃんも摂取することになるので、授乳中は控えます。

昔は良いとされていたお餅も、
カロリーの過剰摂取になりがちなので、避けましょう。

ちなみに食事の量ですが、頑張って二人分食べる必要はありません。
カロリーの取りすぎは肥満や乳腺炎の原因になるので、気をつけます。

ご存知の方も多いと思いますが、
授乳中は赤ちゃんにカロリーを分けていることもあって
痩せやすい体質になっています。

この上、母乳に� �いあっさり和食に切り替えれば、
ママの体は更に健康的になれるかもしれません♪

妊娠中の食事制限からやっと開放された!…と思ったのに、また制限?
と残念に思う人もいると思いますが、
長い子育て期間からすればほんの一、二年の間ですから、
あと一息、離乳まで頑張りましょう(^^)!

2)絶えず湧き出す母乳の秘訣は三時間以内
母乳を作り出すように脳へ刺激を与えるホルモン、プロラクチン。
このホルモンは一定リズムにのって分泌を繰り返していますが、
このリズムにタイミングよく刺激を与え続けなければ、
分泌量は徐々に減少に向かいます。

その刺激を与えるタイミングのリミットが、三時間なのです。

つまり、前の授乳から次の授乳までを
三時間以内に保つこ� �が出来れば、
プロラクチンはその分泌の量を減らすことが無く、
母乳はずっと出続けます。

子供が必要としなくなるまで十分な量を与えてあげたい母乳です。
それに応えるためには、
お母さんはたとえ三時間以内に授乳をしなくても、
自分で少し搾乳して乳首に刺激を与える必要があります。
これはもちろん昼夜を問わず、です。

とても大変なことですが、慣れてしまえば大丈夫、
とは助産婦さんの言葉。

私の場合、夜間の睡魔に勝てず、
4時間、5時間…と授乳時間が空いていき、
そのころから母乳の分泌も減って自然に出なくなりました。
幸い、それまでに子供の方が母乳を必要としなくなりましたが。

いつまで母乳を必要とするかは親子の数だけ違う形があると思いますが、
母乳育児を長く続けたい、と考えている方は、
是非、このコツを頑張ってみてください。


肥満は誰ですか?

3)規則正しくストレスフリーな生活リズム
やはり、身体が健康でないと、元気な母乳もつくられません。
また、母乳の分泌には十分な睡眠が必要です。
規則正しい生活リズムで過ごす、
ということも、おいしい母乳作りの秘訣です。

さらに、お母さんがストレスを抱えたりすると、
不思議と母乳の出も悪くなります。
育児には大なり小なりストレスはつきもです。
周りに家族がいれば、家事や育児のお手伝いを頼んでみましょう。

●母乳育児とミルク育児
母乳育児の他にも、粉ミルクを使ったミルク育児という方法もあります。
それぞれ一長一短の特徴がありますので、以下にまとめてみました。

          <母乳� �            <ミルク>
所要時間   必要なときにすぐあげられる   調乳して冷ます時間が
                       必要

費用     特になし            ミルク代がかかる

道具     特になし            哺乳瓶や衛生用具
                       などが必要

外出     親一人で長時間の外出は困難。  赤ちゃんを預けての
       赤ちゃんと出る際はミルク等の  長時間外出が可能。
       持ち物が無く身軽。       赤ちゃんと出る際は
                       ミルクやお湯など
                     � �� 持ちものが発生する。

赤ちゃんへの いつも味が違うので味覚が    いつも安定した味で、
影響     発達する。           栄養バランスの
       母親の肌のぬくもりを      心配がいらない。
       感じられる。          肥満の心配がある。
       免疫がつき病気になりにくい。  飲む量に制限がある。


母体の状態  産後は子宮の戻りが早い。    行動に制限が無く、
       代謝がよく痩せやすい体質に。  自由。
       できもの等が出来にくく     早い段階で夜中の
       肌が綺麗。           授乳がなくなる。
       乳腺炎などの
       トラブルがあることも。
       常に赤ちゃんと一緒で
       行動範囲が制限される。
       食事内容に制限がある。
       夜中も授乳があり寝不足になりがち。

その他    母乳を与えられるのは      母親以外の人でも
       母親だけ。           育児が可能。

どち らの方法を取るかは、お母さんの母乳分泌の状態にもよりますし、
産後、仕事に戻らなければならないなど、
家庭の状況によっても選択が変わります。

また、母乳とミルクを併用して混合育児をする、という選択もあります。
これは双方のいいところを利用でき、弱点を補うことができる方法です。

赤ちゃんにとっては母乳の方が良いことがたくさんある、
という事実はありますが、
育児をする環境や時期に合わせて母乳、
ミルク、混合育児の選択をすることも大切です。

赤ちゃんとお母さんが笑顔でいられる方法を見つけるのが一番ですね。
(^^)!

★パパの独り言★
子供が生まれてからは、
おむつ替えや洗濯、沐浴、家事などいろんなことを手伝った。
しかしさすがに授乳だ� ��は手伝えなかった。

子供が生まれて間もない頃は
昼夜を問わず3時間おきに授乳が必要とのことで、
妻は睡眠不足気味の日が続いたようだ。

夫としては、
他のことをできる限り手伝うことで妻の時間をつくってやる、
という形で力になるのが精一杯だ。



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