アピオース apiose
アピオースは炭素数5で5員環を作る単糖のひとつです。植物の細胞壁の成分として必要なホウ酸は、ペクチンに含まれるアピオース残基と、共有結合することで、植物本来の機能を与えています。
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DNAのもとは隕石とともに
万物の霊長とされるヒトから、顕微鏡でなければ見ることのできない微生物まで、地球上の生命は、水素・炭素・窒素・酸素・リンの5元素からなるDNAと呼ばれる高分子に遺伝情報をゆだねています。このDNAのもとが、天空を裂いて地球に訪れた隕石から検出されたという話題について紹介します。
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ジョン・フェン John B. Fenn
ジョン・ベネット・フェン (John Bennett Fenn、1917年6月15日-2010年12月10日)は、アメリカの分析化学者である。
「生体高分子の同定および構造解析のための手法の開発」、とくにエレクトロスプレーイオン化質量分析法(ESI-MS)開発の功績により、2002年ノーベル化学賞を受賞した。
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ESI-MSの開発者、John B. Fenn氏 逝去
ジョン・フェン氏(02年ノーベル化学賞受賞者、米バージニア・コモンウェルス大教授)米バージニア・コモンウェルス大のウェブサイトによると10日死去、93歳。タンパク質のような生体高分子の同定、構造解析の手法を開発し、02年のノーベル化学賞を田中耕一・島津製作所フェローと共同受賞した。(引用:47NEWS)
エレクトロスプレーイオン化質量分析法の開発で有名な、ジョン・B・フェン氏が2010年12月10日、お亡くなりになりました。
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クラウス・ビーマン Klaus Biemann
クラウス・ビーマン(Klaus Biemann、1926年xx月xx日(インスブルグ,オーストリア生)-)は、アメリカの分析化学者である。米マサチューセッツ工科大学 名誉教授。
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FT-IR(赤外分光法)の基礎と高分子材料分析の実際2【終了】
講師 : 高分子学会フェロー 日本化学試験所認定機構非常勤 工学博士 西岡 利勝 氏
【専門】高分子材料の赤外・ラマン分光
【略歴】
前・群馬大学産学連携イノベーションセンター客員教授および
群馬大学 大学院工学研究科非常勤講師、
高分子学会高分子表面研究会運営委員
元・出光興産
日時 : 2010年10月13日(水) 10:30~16:30
会場 : 東京・品川区大井町 きゅりあん 5F 第1講習室
≪会場地図はこちら≫
受講料 :
(税込) 47,250円
⇒E-mail案内登録会員 44,800円
※資料・昼食付
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FT-IR(赤外分光法)の基礎と高分子材料分析の実際【終了】
講師 : 日本化学試験所認定機構 (非常勤) 技術審査員補 工学博士 西岡 利勝 氏
【専門】高分子材料の赤外・ラマン分光
【略歴】
前・群馬大学産学連携イノベーションセンター客員教授および
群馬大学 大学院工学研究科非常勤講師、
高分子学会高分子表面研究会運営委員
元・出光興産
日時 : 2010年9月16日(木) 10:30~16:30
会場 : 東京・品川区大井町 きゅりあん 5F 第1講習室
受講料 :
(税込) 47,250円
⇒E-mail案内登録会員 44,800円
※資料・昼食付
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太陽電池セル/モジュール封止材料・技術【終了】
日時 : 2010年4月28日(水) 13:00~16:15
会場 : 東京・品川区大井町 きゅりあん 5F第2講習室
≪会場地図はこちら≫
受講料 :
(税込) 42,000円
⇒E-mail案内登録会員 39,900円
※資料付
上記価格より:<2名で参加の場合1名につき7,350円割引><3名で参加の場合1名につき10,500円割引>(同一法人に限ります)
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触媒的芳香族求核置換反応
Catalytic SNAr reaction of non-activated fluoroarenes with amines via Ru η6-arene complexes
Otsuka, M.; Endo, K.; Shibata, T. Chem. Commun. 2010, Advance Articles doi:10.1039/b919413d
今回の記事では、早稲田大学・柴田高範教授らのグループによって報告された、芳香族求核置換反応を促進させるルテニウム触媒を取り上げます。
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"CN7-"アニオン
The CN7- anion
Klaptoke, T. M.; Stierstorfer, J. J. Am. Chem. Soc. 2009, 131, 1122. DOI: 10.1021/ja8077522
独・Ludwig-Maximilian University of MunichのKlaptokeらによる報告です。
今回見いだされた化合物は、論文のタイトルにもなっている"CN7- アニオン"、すなわち5-アジド-1H-テトラゾールアニオンです。一見しての通り、小さな分子ながら窒素を多量に含みます。こういった窒素豊富化合物は、一般に高エネルギー化合物(high energy compound)となり、燃料・爆薬としての応用が期待されます。
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史上最強の塩基が合成される
Lithium monoxide anion: A ground-state triplet with the strongest base to date.
Tian, Z.; Chan, B.; Sullivan, M. B.; Radom, L.; Kass, S. R. Proc. Natl. Acad. Sci. USA 2008, 105, 7647. doi:10.1073/pnas.0801393105
史上最強の塩基性をもつ物質が合成された、という報告がPNASに出ていましたので、今回はこれを紹介します。合成に成功したのはミネソタ大学のKassらのグループ。
それはどんなものかというと、意外にも単純な物質で、水酸化リチウム(LiOH)の共役塩基であるリチウムモノオキシドアニオン(LiO-)だそうです。
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これならわかるマススペクトロメトリー
マススペクトロメトリーの入門書。あくまでも読者対象は化学系の大学2年生程度の知識をもった人びとである。それ以外に、化学の知識はあまりなくても与えられた仕事が質量分析であったりとか、新聞紙上を賑わしている環境ホルモンを、どのような装置で分析しているのかを知りたいという専門外の人びとにも装置の全体像が理解できるように書いてある。
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シガトキシン /ciguatoxin
シガトキシン(ciguatoxin)は、渦鞭毛藻の一種が産生する化合物であり、シガテラ食中毒の原因物質である。シガトキシン /ciguatoxinの続きを読む
田中耕一 Koichi Tanaka
(写真:島津製作所HP)
田中耕一(たなか こういち、1959年8月3日- )は、日本の化学者・エンジニアである。島津製作所フェロー・東北大学名誉博士。質量分析手法(マトリックス支援レーザー脱離イオン化法:MALDI)の開発によって、タンパク質をはじめとする生体高分子の構造解析を飛躍的に加速させた。この業績によって2002年ノーベル化学賞を受賞している。
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産総研、バイオから環境まで応用可能な新しい質量分析技術の開発に成功
独立行政法人 産業技術総合研究所【理事長 吉川 弘之】(以下「産総研」という)環境管理技術研究部門【部門長 山崎 正和】計測技術研究グループの佐藤 浩昭 研究員ら及びエネルギー技術研究部門【部門長 大和田野 芳郎】熱電変換研究グループの山本 淳 研究員は、量子ドット技術を応用して作成したゲルマニウムナノドットを用いたソフトイオン化質量分析法の開発に成功した。(引用:日経プレリリース)
MALDI(2002年にノーベル化学賞を受賞した島津製作所の田中耕一氏らが開発した質量分析手法。)はタンパク質や糖鎖などの分子量の大きい生体高分子の同定、構造分析に非常に威力を発揮しました。しかし、マトリックスという物質をイオン化させやすい物質と混ぜ、そこにレーザーをあてイオン化させるため、そのマトリックスの選定に難があり、知識と技術を要しました。
今回産総研が報告した新しい手法は、ゲルマニウムナノドット(シリコン上にGeを蒸着させることで形成させることができるナノサイズの非連続な配列のこと)を成長させた基板上に、試料をのせレーザー照射するだけで、生体高分子などが分解することなく分析できるようになったそうです。
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パーデュー大、10秒で爆薬を検知する新システムを開発
パーデュー大学のグレアム・クックス教授(分析化学)が率いるこの研究は、「脱離エレクトロスプレー・イオン化」(DESI)と呼ばれ、質量分析の手順の一部が不要になる。そのおかげで、DESIを使った成分検知の所要時間は10秒以下に短縮されると、ウィリアムズ教授は説明する。使用にあたり、法執行機関の職員やセキュリティー担当者は、対象物の表面、対象者の皮膚や衣服にメタノールか食塩水をスプレーし、短時間で化合物の微量な痕跡を検査できる。
クックス教授の実験室では、DESIを使ってピコグラム(1兆分の1グラム)単位の化学物質を検出した。従来の検査方法を用いる場合に最低限必要なサンプルの量に比べて約1000分の1だ。
クックス教授はまた、 現段階ではかさばるDESIセンサーを11キログラムほどに軽量化し、リュックサックに入る程度に小型化して、商品化できればと考えている。(引用:Hotwired Japan)
脱離エレクトロスプレー・イオン化(desorption electrospray ionization ; DESI)は2002年にノーベル化学賞を田中さんと同時に受賞したジョン・B・フェン博士 の開発した、ESIの改良法で質量分析法の新しい手法の1つです。
ESIの最大の特徴は大気圧下でイオン化が達成されるため、難揮発性物質などにも適用できるという点です。
このような分析化学の発展は、他の化学の進展を大幅に進めるため非常に重宝されています。
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